法学部Faculty of Law
ECN100AC(経済学 / Economics 100)経済原論Ⅰ経済原論Ⅰ
水野 和夫Kazuo MIZUNO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | A0253 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
This course introduces the Principles of Micro Economics to students taking this course. Economics is a study of mankind in the ordinary business of life.
Why should you,as a student in the 21st century ,embark on the study of ecomics?There are three reason.The first reason to study economics is that is will help you understand the world in which you live.The second reason to study economics is that it will make you a more astute particpant in the economy.The third reason to study economics is that it will give you a better understanding of both the potential and limits of economic policy.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
経済原論は、経済の根本原理を解明することを目的とする科目であり、「政治学基本科目群」の分野に属する。個々の企業の生産活動と家計の消費行動の法則を明らかにするのが、ミクロ経済学である。
ミクロ経済の基本的なフレームワークを学んだうえで企業と消費者の行動メカニズムを考察する。そして1990年にバブルが崩壊しその後巨額の財政赤字を解消できず、デフレから脱却できない理由を学ぶことができる。
従来の常識にとらわれることなく日本が今様々な困難を抱えている状況にいかに対処するかを考える力を身につけることができる。
到達目標Goal
この授業では、政治と経済は表裏一体であること、および経済活動がどのようなメカニズムの上で成り立っているのかを理解し、自ら日本経済が抱える問題や課題を見つけることができるようになることを目標とする。
その上でどうすればいいのかを考える力を取得することが到達目標である。また、この授業のテーマは日本の望ましい経済の姿を考えることにある。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に強く関連。「DP1」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業形態は原則対面で行う(大学の規定に従う)。
数回リアクションペーパーを配り、質問を次回の授業の冒頭で回答するとともに、全体に向けてフィードバックを行う予定である。
経済原論Ⅰ(春学期)は企業の投資行動や家計の消費行動などミクロ経済学を学び、経済原論Ⅱ(秋学期)は日本の生産額がどのように決まってくるのかなどマクロ経済学を学ぶ。経済原論ⅠとⅡの両方を受講することが望ましい。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:イントロダクション①-経済学の十大原理(テキスト 第1章)
人々はどのように意思決定するか、人々はどのように影響しあうのか、経済は全体としてどのように動いているか
2[対面/face to face]:イントロダクション②-経済学者らしく考える(テキスト 第2章)
科学者としての経済学者、政策アドバイザーとしての経済学者、なぜ経済学者の意見は一致しないのか
3[対面/face to face]:イントロダクション③-相互依存と交易からの利益(テキスト 第3章)
現代経済の寓話、比較優位
4[対面/face to face]:イントロダクション④-相互依存と交易からの利益(テキスト 第3章)
比較優位の応用例、結論
5[対面/face to face]:ミクロ経済学:市場における需要と供給の作用①(テキスト 第4章)
市場と競争、需要、供給
6[対面/face to face]:ミクロ経済学:市場における需要と供給の作用②(テキスト 第4章)
需要と供給を組み合わせる、結論(価格はどのようにして資源を配分するか)
7[対面/face to face]:ミクロ経済学:需要、供給、および政府の政策①テキスト 第5章)
価格規制、税金
8[対面/face to face]:ミクロ経済学:需要、供給、および政府の政策②(テキスト 第5章)
付論 弾力性、結論
9[対面/face to face]:ミクロ経済学:消費者、生産者、市場の効率性①(テキスト 第6章)
消費者余剰と生産者余剰
10[対面/face to face]:ミクロ経済学:消費者、生産者、市場の効率性②(テキスト 第6章)
市場の効率性、結論(市場の効率性と市場の失敗)
11[対面/face to face]:ミクロ経済学:税と効率・公平①(テキスト 第6章付論)
税と効率、税と公平、結論(効率と公平のトレードオフ)
12[対面/face to face]:ミクロ経済学:外部性①(テキスト 第7章)
外部性と市場の効率性、外部性に対する公共政策、外部性に対する当時者間による解決法、結論
13[対面/face to face]:ミクロ経済学の現実への適用例-貨幣数量説
異次元金融緩和政策と物価、為替レート
14[対面/face to face]:ミクロ経済学の現実への適用例-消費と貯蓄の選択理論
ゼロ金利の解釈
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
事前に講義のパワーポイント資料(授業支援システムに掲載)を参照しておくこと。本授業の準備学習・復習時間は各2時間が理想であるが、とくに復習をしっかりすること。
テキスト(教科書)Textbooks
『マンキュー 入門経済学[第3版]』(東洋経済新報社、2019年)
https://str.toyokeizai.net/books/9784492315217/
参考書References
『次なる100年 歴史の危機から学ぶこと』(水野和夫、東洋経済新報社、2022年)
https://str.toyokeizai.net/books/9784492444658/
『ミクロ経済学入門の入門』(坂井豊貴、岩波新書、2017年)
https://www.iwanami.co.jp/book/b285381.html
成績評価の方法と基準Grading criteria
受講態度40%+期末レポート(感染状況次第では期末レポート)60%
受講態度は3回程度提出したリアクションペーパーの内容で評価
(リアクションペーパーの提出時期は14回の授業のうち各自任意に選択)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業支援システムやリアクションペーパーの配布を通じて学生からの意見を取り入れ、授業内容の改善を図る。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
事前にPCなどで授業支援システムにアクセスして、レジメをダウンロードできる環境を整えることが望ましい。
その他の重要事項Others
内閣府(内閣府大臣官房審議官)および内閣官房(内閣審議官)での実務経験がある教員が、政府月例経済報告、経済財政白書などで養った経済分析、および政策立案のプロセスなどを授業で解説する。