法学部Faculty of Law
LAW200AB(法学 / law 200)法哲学Ⅰ法哲学Ⅰ
大野 達司Tatsuji OHNO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | A0114 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
"Philosophy of Law" is a discipline, which considers fundamental legal ideas and backgrounds of positive laws. The aim of this lecture is that students can understand basic concepts or principles, and get various viewpoints for laws. Themas of "Philosophy of Law 1" are around Theory of Justice, namely Liberty, Equlity, (Human) Rights and so on.
Before each lesson, participants should read the rellevant chapter
After each lesson, a simple "quiz" to check the contents will be given online, and grades will be evaluated based on the term-end report.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
法哲学は、実定法の基礎・背景となる思想や理論を学ぶ学問である。受講者が法哲学における基本的諸概念の習得を通じて、法を多様な観点から見ることができるようになることを本講義の目標とする。
本科目は、法律学科科目の中で主として「文化・社会と法コース」の分野に属するほか、他のすべてのコースとも関係する科目である。
到達目標Goal
法哲学は大きく分けて、法が追求するべき目的を取り扱う正義論と、法とはなにかという問題を取り扱う法概念論とからなる。法哲学1では、前者の正義論の基本を理解する。具体的には、社会が追求するべき正義とはなにか、客観的な価値は存在するのか、自由や平等という価値はどのようなものであるのかという諸問題を代表的な法哲学者の議論を通じて学ぶ。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
春学期の開講はオンラインの可能性があります。それにともなう各回の授業計画の変更については、学習支援システムでその都度提示します。質問は随時受け付けます。授業内か、必要に応じて学習支援システムで応答します。テキスト各章に上がっている事例について意見交換の時間を設けます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:はじめに
授業・評価の方法と全体の概要
第2回[対面/face to face]:古典的正義論
現代正義論以前の正義論を見る
第3回[対面/face to face]:功利主義
正義とは諸個人の快の総和であるとする功利主義について見る
第4回[対面/face to face]:ロールズと『正義論』
現代正義論において最も主要な論者であるジョン・ロールズのリベラリズムのうち、前期における議論について見る
第5回[対面/face to face]:ロールズと『政治的リベラリズム』
後期ロールズの議論を見る
第6回[対面/face to face]:ロールズとグローバル正義論
ロールズのグローバル正義論を見る
第7回[対面/face to face]:ロールズに対する批判
功利主義・リバタリアニズム・共同体論などからの問題提起を取り上げる。
第8回[対面/face to face]:リバタリアニズム
最小国家を超える国家は正当化できないとするリバタリアニズムの議論を見る
第9回[対面/face to face]:コミュニタリアニズム
正義と人間の生き方を区別するリベラリズムを批判するコミュニタリアニズムの議論を見る
第10回[対面/face to face]:リベラリズム対コミュニタリアニズム
リベラリズムとコミュニタリアニズムの対立を整理する
第11回[対面/face to face]:自由
J・S・ミルを中心に自由に関する議論を見る
第12回[対面/face to face]:平等
正義と平等の関係について見る
第13回[対面/face to face]:権利
権利の概念・特質について
第14回[対面/face to face]:自然権と人権
自然権・人権の歴史と現代の状況について
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
配布するレジュメや教科書、下記に挙げる参考書、講義時に記載したノートに基づいて予習復習をすること。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
瀧川裕英/宇佐美誠/大屋雄裕『法哲学』(有斐閣、2014年)、2,800円+税
参考書References
那須耕介・平井亮輔編『レクチャー法哲学』法律文化社、2020年
宇佐美誠/児玉聡/井上彰/松元雅和『正義論』法律文化社、2019年
瀧川裕英編『問いかける法哲学』法律文化社、2018年
平野仁彦/亀本洋/服部高宏『法哲学』有斐閣、2002年
住吉雅美『あぶない法哲学』講談社、2020年
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業全体に関する期末レポート(予定:5000字程度)と各回終了後の内容確認オンライン「クイズ(10問ほど、穴埋め)」による。平常点/クイズ30%、期末レポートを70%とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
なし
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システム(レジュメとクイズ)とグーグル・クラスルーム(大きい資料がある場合)を利用する。